家財の火災保険金額はどう決める

家財の評価額について

 

 

さて、家財の保険金額はどう決めればいいのでしょうか?そもそも家財と言っても、石鹸一個、歯ブラシ一本からいろいろな日用品、洋服、大きなものでは家具、電化製品、ピアノ、自転車などに至るまで、家に収容してあり、同生計の家族が使っているモノならすべてを指しているのです。

 

そうすると、家にあるすべての家財を計算すれば、それが保険金額になるのかもしれませんが、そうはいっても自分でそれをするのはなかなか困難でしょう。また、こうした家財を保険の対象とする場合には注意点があります。

 

例えば、火災保険の申し込みの際に申告しておかないと補償されないものがあります。それは、貴金属、宝玉、宝石、書画、骨董、彫刻物、その他の美術品ということで、この場合は1個または1組の価額が30万円以上のものです。申込み時にご申告して保険証券に明記してもらわないと補償されないのです。これらのものは、明記物件とされ、損害額の算出は時価額を基準としています。

 

詳しく列記すると、宝石、貴金属、宝飾品(結婚指輪も含む)、腕時計、絵画、掛け軸、骨董品、古文書、帳簿や証書などです。明記し忘れてしまった貴金属・宝石等があっても、保険期間を通じ1回の事故に限定されますが、これを保険の対象に含むものとされます。

 

損害の額が1個または1組で30万円以上になるときは、その損害の額が30万円とみなされます。こうした点があるので、契約の際はしっかり確認する必要があります。