家財の火災保険金額はどう決める

火事は意外なところから

 

 

誰だって火事を起こしたくはありませんが、火事は意外なところから飛び火して被害が広がってしまうものです。

 

火災の原因もいろいろです。自宅での火の始末には細心の注意をはらっていると思いますが、放火されてしまう可能性だってありますし、隣の家から出火して延焼してしまう可能性もあります。こうした場合を想定した火災補償もあります。

 

建物が保険の対象の場合は、失火、延焼、ボヤなどの火災によって建物が損害を受けた場合に保険金が支払われます。家財が保険の対象の場合は、失火、延焼、ボヤなどの火災によって自宅内に置いてある家財が損害を受けた場合に保険金を支払われます。

 

また、揚げ物の油に火がついて燃え上がり、キッチンが焦げ、壁を張り替えることになった、というような場合でも支払われます。家財の損害額についての算出額は、損害額―自己負担額=損害保険金となり、火災保険の保険金額を限度とします。

 

損害額は、再調達価額を基準として算出するもので、保険の対象物を事故発生直前の状態に復旧するための費用です。(再調達価額限度があります)

 

確かに建物の保険金が支払われても、中身について全て自費というのは相当な負担になります。火災保険では、建物に火災をセットして保険期間10年で契約すると、家財の保険料が割安になるなどの特典があります。