住宅ローンと火災保険

住宅ローンと火災保険

 

 

住宅ローンを組んだ時に入ることが多い火災保険ですが、おそらくそれは建物の火災保険だと思います。

 

個人のマイホームに関連した契約の火災保険には、建物、いわゆるハコに対するものだけではなく、家財もあります。これは収容しているモノに対する保険です。

 

住宅ローンを組む時の建物の火災保険と比べると、家財については契約していない人も結構います。しかし、良く考えてみれば、火事で被害を受けるのは、建物だけではなく、収容している家財も同様に被害を受けるのは間違いありません。

 

家財は家族構成が増えるのに比例して徐々に増えていきます。買い替えは徐々にしていくものなので、一挙に全部買い揃えることは殆どありません。それで軽視されがちなのかもしれませんが、大きな被害を受けて家財に損害が出たりすると、これはかなりまとまったお金が必要になります。

 

隣の家から出火して、自分の家の家財が延焼被害を受けたケースでも、失火責任法が適用されてしまうと、相手からの賠償は受けらません。従って、家財への備えもしておくべきなのです。

 

各保険会社では、世帯主の年齢、家族構成に基づく家財金額の目安を提供しています(後述します)。この金額については、総務省の家計調査をベースに設定されています。もちろん、家財の金額はかなり個別性が高いものですから、家財金額の目安はあくまでも参考値です。わが家の状態をある程度把握してみてから、家財の保険金額を決めるようにしましょう。